エンジニアtypeさんの連載:ギークな女子会 acotie編の原稿について補足と私信

http://engineer.typemag.jp/brightw/2011/07/-acotie.php の補足と私信です。
思いのほか長くなってしまったので、一部の方以外はスルーしてください><

今回のエントリーを書くに至った経緯、ごく一部の方に誤解を招くような表現

エンジニアtypeさんで座談会企画をさせて頂いた内容ですが、実際に私がドワンゴで働いていなかったような表現になっているのは事実です。

時間の制約がある中で、私が元ドワンゴ社員ということは自己紹介の際にも、取材中にも編集部の方にも何度もお伝えしましたし
実際には全面的にドワンゴの開発部の内情を知った上でつっ込んだ内容の話や質問もしていました。*1

しかし編集の方が必要ないと判断されたのか内容がバッサリ消されていたり、編集部の方が質問した内容が私が言ったようにすり変えられていました。
結果的にできあがった原稿全体の流れとして、非常によそよそしい内容となってしまいました。

あとはコンテンツの強調するポイントにもすこし疑問を感じる部分もありますが、編集部の方もお仕事でPVを稼ぐコンテンツとして必要な要素であり
多少の文章の改変や誇張は必要なのがメディアというものなのかなと思い、表向きには今まで特になにも言及せずにいました*2


そして先日お会いした方々に「エンジニアtypeの記事に対して、あたかもacotieがドワンゴで働いていなかったことになっているので、元上司が心を痛めていた」という旨を伝えられ、なんだか複雑な心境になりました。
すぐに今回の経緯と感謝の気持ちを改めて伝えようと、このエントリーを書くことを決意しました。

ドワンゴ在籍時の振り返り

わたしは2008年の初旬に元上司とネット上で知り合い、偶然にもnipotan niteの二次会で初めてお会いし
2008年5月にいろいろあって気持ちがどん底になりながら転職を探している際にTwitter経由でドワンゴに誘って頂きました。
在籍中は本当にずっとお世話になりっぱなしでしたし、今では考えられないほど自己中心的とも言えるような行動を会社でしていました。
非常識極まりない行動に対しても特に怒られなかったですし、むしろ気持ちを理解しようと一生懸命努力し、いつも笑顔と寛大な心で受け入れてくれました。
当時はきっと上司の優しさにどこまでも甘えていたのだと思います。思いますというより周囲にも自分にも甘えていました。


退職後、迷惑ばかりかけた上にろくに成果も出さずに辞めたことを後悔することが多々ありました。
今でも元上司には顔向けできないですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


1年と数ヶ月間という短い間でしたが、たくさんの方々にお世話になり、私にとって本当にかけがえのない時間です。
特に今でも元上司のことは尊敬していますし、優秀な方々と一緒に働けて本当に光栄でした。
すこしだけ成長できたのもドワンゴという会社、上司や同僚のおかげですし、本当にすごく感謝しています。
これは後からとってつけたフォローではなく、今までずっと言葉にしてこなかった本心です。

あくまでも私信

ぜんぜん知らない第三者が記事を見る上では、全くドワンゴを知らないふりをして質問している形にして頂いても構わないのですが
一部のお世話になった方々に対して誤解を招くような結果となってしまいましたので、このような拙い文章を書きました。


けっして企画のあり方や編集の仕方についての提言をしているわけではありません。事前に原稿も確認した上で了承しています。
重ねて言いますが、今回の記事の内容が全体的によそよそしい内容になってしまったということに関して、誤解を解きたいと考えています。

不特定多数の方が閲覧ができるウェブの媒体で、特定の方・お世話になった方が心を痛めることは不本意であり残念で悲しいです。
今回の件は、私がもうすこし原稿確認の段階で配慮するべきであったと反省しております。

今後の活動を通してなにか還元できるように、前向きに行動し、地に足をつけながら毎日楽しくプログラミングをして過ごしています。
すこし過去を振り返ってみても、現在まわりを見回しても、やはり人とのご縁にだけは本当に恵まれでいるとしか言いようがありません。
このようなオープンな形式でしか伝えられませんでしたが、もしいつか謝罪と感謝の気持ちを直接述べる機会を頂けるようであれば、私は非常に嬉しく思います。

*1:佐々木さんや韓さんに聞いて頂ければわかると思います。

*2:あとから細かいですが、実際には「開発環境をデコる」とか誰も一言も言っていないとか、やたらピンクの文字とかを強調するとか、そういう見出しの内容について気になる程度です。