Perlコミュニティを活性化させるためのアイディア

これから日本のIT業界にもっとPerlという言語を普及させて、盛り上げようぜ!的な動きが大きな形となりそうです。

lestrratさんこと株式会社エンデワークス代表の牧大輔氏が発起人となり、TPF-J(The Perl Foundation Japan)*1発足の為

事前のミーティングに2度参加させて頂きました。


TPF-Jの目標は大きく2つあります。

    1. Perl業界を活性化させたい
    2. Perlという言語の認識を企業等にもっと正しく持ってもらいたい

引用: lestrratさんのブログ http://mt.endeworks.jp/d-6/2008/10/tpfj-1.html


ここ数週間ですっかりPerl界の松岡修造と呼ばれているhidekさん、前述のlestrratさん達でお話ししてて感じたこと。

H「Perlコミュニティの中でアルファな層が少しいて、ローな層が沢山いて、ミドルの層が少ないと思うんだ」
H「ミドルの層がもっと増えて、ローな層にエバンジェリストのように啓蒙活動すればいいんじゃないかな」

L「トップダウンが結果的にボトムダウンになると思う」
L「今までは無償で貢献してきたかもしれないけど、もっとできる人にきちんとした対価を払うべきだ」

A「初心者コミュニティが広まって行けばPerl人口が増えるし、その中からミドルが生まれる」
A「一般人*2でも、Perlが簡単に使えるんだよっていうことを証明してイメージ的な敷居を下げる」


ここで大切なのは、人によって受け取る印象が様々だということです。

もちろんlestrratさんhidekさんの言われた事は有益な方法だと思っています。

最終的にプログラムを書くのはその本人であり、私達がいくら言ったところで何も響かない人もいるのです。

逆に言うと、沢山の個性や感性を持った人がいるので、多種多様なアプローチをし続ければ響くと思います。

これはどちらかというと、WEB広告でいうところのコンバージョンまでの道のりに近い気がします。

DO(アクション)までの導線をいかに多くできるか、どこが有効的な場所なのか…など試行錯誤する。


始めるきっかけはなんだっていいと思います。

私にできることは、初心者コミュニティを徐々に確立させて楽しそうにキャッキャすること。

そうすることによって数年後には今よりもっと良いイメージに変わり、より多くの人がPerlを始めやすい雰囲気になるのではないかなと思っています。

そして個人的にもガリガリとコードを書いて、ミドルやアルファな層に少しでも近づけるように精進したいと思います。

私の場合は前の職場で始めたPerlですが、仕事がスーパー早いプログラマの先輩*3

twitter経由で知り合った多くのPerl Mongersの方々に出会った事によって影響を受けたことが大きいです。

人の情熱と客観性と多様性ってすごく大切だと思っています。

Perlっていいよね!使ってみたい!って自発的に思ってくれる人がどれだけいるかだと思います。


オレが言っても有名じゃないし…というのは非常にもったいないので、みんなでどんどん声を挙げていけば

たくさんのアイディアや企画が出てくるはずです。

そういった多くのアイディアを実現できる機会、それが今回のTPF-Jにあると思っています。


しつこいかもしれませんが、Perl業界を活性化や企業の認識を変える為には少人数ではパワーがいると思います。

この話はPerlだけでなく、LL全体のイメージアップや女性技術者の人口増加にも繋がる大きなきっかけだと思っています。


結果的に何が言いたいかというと、周囲の人や上司にもこの話を賛同し理解してもらいたいのです。

そしてYAPC ASIA同様に協賛企業になって優秀なPerl技術者を雇える体制にしませんか?


TPF-J (仮)準備用Trac
http://trac.endeworks.jp/trac/tpfj/wiki/WikiStart

*1:今のところTPF-Jは仮の団体名称です。

*2:acotieことYokoyama Akikoは大学でコンピュータサイエンスを学んできた訳でもなく、異業種から飛び込んできた凡人

*3:個人的に天才だと思う人。全然コミュニティには参加しない人