現代社会における孫子のすすめ
勝手にacotieのおすすめ孫子本 ベスト2
No.1
- 作者: 浅野裕一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/06/10
- メディア: 文庫
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この孫子の本は一番原文に忠実に訳されているらしいので、すごく文字が小さくて漢字も多いです。
非常にとっつきにくいけど、昔の知恵や考えが沢山書かれています。
眠たくなるかもしれませんが、ぜひ途中で投げ出さずに根気よく何度も読んでみてください。
自分に置き換えてみるとどうだろう?などと考えると、とてもワクワクしてくると思います。
No.2
- 作者: 兵頭二十八
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 新書
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新訳版の孫子を読むと、冒頭から孫子をとりまく時代背景や「孫子の兵法」の成り立ち等、やや噛み砕いた内容で話が進んでゆきます。
なぜ故に〜が多いのか、なぜどんどん改訂されていったのか…等、歴史ロマンを感じない人も興味深い内容だと思います。
個人的に、1冊目で一通り流れが頭に入ってからの2冊目としてお勧めしたい本です。
バックグラウンドと共に新しい発見ができるという点において優れていると思います。
個人的に好きなフレーズ
第一章の四の中の一節にある
というフレーズが一番好きです。
実にシンプルなのですが意味深く、要は勝算が多い方が確実に戦いに勝てるということです。
これは面接や試験、プロジェクトや交渉ごとにおいても同じようなことが言えると思います。
あとは相手を知るということの大切さを説いた内容の以下のフレーズ
彼を知り己を知らば
(一)戦ってよい場合と戦ってはならない場合とを分別している者は勝つ。
(二)大兵力と小兵力それぞれの運用法に精通している者は勝つ。
(三)上下の意思統一に成功している者は勝つ。
(四)計略を仕組んで、それに気づかずにやってくる敵を待ち受ける者は勝つ。
(五)将軍が有能で君主が余計な干渉をしない者は勝つ。
相手や自分の実情を知ることによって、どう対応していくかどうか策を練ったり分析能力がつきます。
納得した点
孫子の兵法での勝利というのは相手を完全にやっつけて負かすのではなく、降参したり寝返ったりした人達を手厚く迎えて公に賞賛するという点です。
こういう風に無駄な兵力を使わずに、敵陣を解体し自軍も拡大していくという仕組みがすばらしいと思う。
まとめ
こんなのわかってるよ!常識じゃん!っていうことかもしれないんだけど、ものすごい説得力がある。
現代に通じる点もあり、戦いを仕事や交渉などに置き換えたらどうなるかということを考えながら読むと非常におもしろいです。
ここでは紹介できなかったですが、ほかにも沢山の先人の便利な知恵が詰まっています。
参考リンク: